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邪馬台国時代、彦根に一大勢力存在か 稲部遺跡で国内最大級の建物跡、鍛冶工房跡出土

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邪馬台国時代、彦根に一大勢力存在か 稲部遺跡で国内最大級の建物跡、鍛冶工房跡出土

古墳時代前期の大型建物跡や鍛冶工房跡が出土した稲部遺跡=滋賀県彦根市 古墳時代前期の大型建物跡や鍛冶工房跡が出土した稲部遺跡=滋賀県彦根市

 鍛冶工房跡は一辺が3・5~5・3メートルの方形で、鉄片など約6キロが出土。当時の遺構からの出土としては全国的にも屈指の量という。ハンマーとして使った石や完成品の鉄の鏃(やじり)も出土し、工具や武器などを生産していた可能性が高い。周辺から朝鮮半島の土器が出土していることから、渡来人が加工技術を伝えた可能性もあるという。

 また、遺跡からは福井、岐阜、静岡、奈良、鳥取など各地の土器も出土、3世紀の物流の中心的な遺跡とみられるという。

 中国の歴史書「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」によると、当時日本には30程度の小国家があったとされる。大阪大学大学院文学研究科の福永伸哉教授(日本考古学)は「邪馬台国から大和政権成立期の近江勢力の大きさを物語る遺跡。魏志倭人伝の約30国を解明する手がかりとなる可能性もある。日本の国の成り立ちを考える上で貴重」と話している。

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