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肥後銀の役員側、請求棄却求める 過労自殺遺族の株主代表訴訟

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肥後銀の役員側、請求棄却求める 過労自殺遺族の株主代表訴訟

 肥後銀行(熊本市)に勤務していた男性=当時(40)=を過労自殺させたことで銀行の信用を損なったとして、妻(46)が株主の立場で、当時の役員11人に対し、約2億6千万円を銀行に賠償するよう求めた株主代表訴訟の第1回口頭弁論が17日、熊本地裁(一木文智裁判長)であり、役員側は請求を棄却するよう求めた。

 弁論で、役員側は「裁判は原告側の利益追求や、銀行に損害を与えることが目的で、請求自体が無効の可能性がある」とも主張した。

 訴状によると、男性は月200時間を超える時間外労働の末、鬱病(うつびょう)を発症。平成24年に自殺し、労災認定された。遺族が銀行に損害賠償を求めた訴訟では、熊本地裁が26年10月、銀行の責任を認め、計約1億3千万円の支払いを命じた。

 遺族側は、男性の自殺は役員が社員の労働時間を適正に管理する義務を怠った結果だと主張しており、同様な事件が再発しないよう、社内体制をつくることが訴訟の目的としている。

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