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【浪速風】電通過労自殺は残業時間だけが原因?(10月17日)

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【浪速風】
電通過労自殺は残業時間だけが原因?(10月17日)

 入社早々、先輩記者から「メシは食える時に食っておけ」と教えられた。「いつでも、どこでも寝られるようになれ」とも言われた。勤務時間はあってないようなもの。休日出勤もざらだった。が、あまり苦にならなかったのは、仕事にやりがいを感じたからだ。

 ▼電通の女性社員の過労自殺は、月100時間を超えた残業時間だけが原因だろうか。希望に燃える新入社員がわずか半年で「体も心もズタズタ」「次の日が来るのが怖くてねられない」と思い詰めた。悲痛な訴えは、いじめの被害者のようだ。昨年7月に亡くなった堀場製作所の堀場雅夫さんを思い出す。

 ▼「成功の道は、おもしろい仕事をするか、おもしろく仕事をするか」と、「おもしろおかしく」を社是に掲げた。「人間は好きな仕事なら2日や3日は寝なくとも平気だが、イヤな仕事なら1、2時間でダメになる。どちらが能率が上がるかは自明の理。そういう状態に労働者を置くのが経営者の役割だ」

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