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【熊本地震半年 子供たちは今(下)】「本当は泣きたいのに…」子供たちのケアの裏で悩みを抱え込む母たちの悲痛な心の叫び

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【熊本地震半年 子供たちは今(下)】
「本当は泣きたいのに…」子供たちのケアの裏で悩みを抱え込む母たちの悲痛な心の叫び

震災後の子育ての悩みを涙ながら打ち明ける母親たち=10月13日、熊本市東区(志儀駒貴撮影) 震災後の子育ての悩みを涙ながら打ち明ける母親たち=10月13日、熊本市東区(志儀駒貴撮影)

 そのことは素直にうれしく、息子への愛情は人一倍あるが、そう呼ばれるたびに、生きるのに必死だった被災直後を思い出す。長女(2)も幼く、続く余震に「子供を守らなければ」と頭がいっぱいになり、自信を失いかけたこともあった。「地震が起きてから子供との接し方が分からなくなり、思い通りに行かないと声を荒らげたこともあったんです」。下田さんは明かす。

 市民団体「熊本子ども・女性支援ネット」の共同代表、清水菜保子さん(43)は母親のストレスを不安視している。子供は意外と素直に恐怖を口にできるが、母親は特に夫が多忙だと、だれにも相談できない状況に陥るという。

 清水さんは「母親の不安が増大すると、子供も敏感に感じ、不安が反映されてしまう。家族全体をケアする必要がある」と訴える。

「自分は一人じゃない」と思ってほしい

 今月13日、熊本市東区のカフェに子育て中の母親が続々とやってきた。「ママそら熊本支部」が毎月開く“ママそらカフェ”と呼ばれる悩みなどを気軽に話し合う集まりだ。

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