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【熊本地震半年 子供たちは今(下)】「本当は泣きたいのに…」子供たちのケアの裏で悩みを抱え込む母たちの悲痛な心の叫び

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【熊本地震半年 子供たちは今(下)】
「本当は泣きたいのに…」子供たちのケアの裏で悩みを抱え込む母たちの悲痛な心の叫び

震災後の子育ての悩みを涙ながら打ち明ける母親たち=10月13日、熊本市東区(志儀駒貴撮影) 震災後の子育ての悩みを涙ながら打ち明ける母親たち=10月13日、熊本市東区(志儀駒貴撮影)

 「震災の終わりは来るのだろうか」。今年4月の熊本地震から半年がたつが、熊本市西区の竹重亜希子さん(35)は最近、この疑問が頭をよぎることが多くなった。

 地震後、1歳の長男は夜泣きをするようになった。時折、身体を揺らすしぐさもみせ、日付が変わるまで寝付かないことも目立つ。本棚が倒れかかってきた恐怖を味わった小学2年の長女(8)は付き添いなしでは学校に通えなくなった。次女(4)も1人になるのを嫌う。

 1日中追われる子供のケア。料理や洗濯、掃除もある。母として当然といわれればそうだが、他のことは考えずにすべてこなしてきた。体がだるく倦怠(けんたい)感に効く薬を飲んで耐えてきた。

 子供が言うことを聞かないとき、爆発しそうになることもある。「泣いちゃいけない。でも、本当は私だって泣きたい」

「震災を乗り越えた子」と呼ばれて…

 熊本市中央区の下田明子さん(31)は、震災の際は臨月で、約1カ月後に生まれた息子は、周囲から「震災を乗り越えた子」と呼ばれた。

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