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津波来襲伝えた「稲むらの火」故事再現 たいまつ手に防災誓う 和歌山・広川町

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津波来襲伝えた「稲むらの火」故事再現 たいまつ手に防災誓う 和歌山・広川町

「稲むらの火」の故事にならい、たいまつを手に行進する参加者=和歌山県広川町 「稲むらの火」の故事にならい、たいまつを手に行進する参加者=和歌山県広川町

 江戸時代に発生した安政南海地震(1854年)で津波の来襲を知らせるため稲束に火を付け、住民を高台に避難させた実業家、浜口梧陵の功績をたたえる「稲むらの火祭り」が15日、和歌山県広川町内で行われた。昨年12月、地震が起きた旧暦の11月5日を「世界津波の日」とする決議が国連で採択されたこともあり、祭りに参加した地元住民らは防災への思いを新たにしていた。

 日没後、同町役場前に集まった参加者が火のついたたいまつを手に町内の広八幡神社(佐々木公平宮司)までの約2キロを行進。祭りの中では実際に稲束に火を放って「稲むらの火」の故事を再現した。

 同町は南海トラフ巨大地震の被害想定で、最大で高さ10メートルの津波到達が想定されている。祭りは避難訓練も兼ねており、行進後には神社で炊き出しも行われた。毎年家族と参加しているという湯浅町の小学6年、中井慶和さん(12)は「学校でも津波や防災について勉強しており、学んだことを生かしていきたい」と話していた。

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