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【熊本地震半年 子供たちは今(中)】転校に間借り校舎…環境一変の児童にストレス「みんなで遊ぶことも少なくなった」

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【熊本地震半年 子供たちは今(中)】
転校に間借り校舎…環境一変の児童にストレス「みんなで遊ぶことも少なくなった」

送迎バスで中学校内の仮教室に通う乙女小の児童ら=熊本県甲佐町 送迎バスで中学校内の仮教室に通う乙女小の児童ら=熊本県甲佐町

 子供にとって、被災後の転校が少なからずダメージやストレスを感じるケースが多いことが分かった。

   ■ □ ■

 環境の変化に伴う子供たちのストレスは多岐にわたる。熊本県甲佐町立乙女(おとめ)小の全児童約120人は、校舎の損傷に伴い、同じ町内にある5キロ離れた中学校まで通学し、空いている部屋を仮の教室として授業を受けている。

 しかし、中学校の校庭は小学校と違い、ブランコやジャングルジムといった子供向けの遊具がない。送迎バスで登下校するため、下校の道すがら、走り回って遊ぶこともできなくなった。「缶蹴りをしたり隠れたりする場所がない。みんなで遊ぶことも少なくなった」。同小6年の宮本優さん(11)は不満そうに話す。

 学校側は、体育大会や始業式を小中合同で行うなどするが、児童たちはかつての学びやが忘れられないと口をそろえる。同小6年の薬師莉央奈さん(11)は訴える。

 「私たち6年生にとっては小学校生活はあとわずか。ずっと通ってきた地元の乙女小で卒業したいんです」

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