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警察出動の騒ぎも…てんかん患者救急搬送時にトラブル多発 支援団体が全国の消防本部調査へ

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警察出動の騒ぎも…てんかん患者救急搬送時にトラブル多発 支援団体が全国の消防本部調査へ

発作を起こしたてんかん患者の救急搬送時、救急隊がてんかんと気づかず、トラブルになるケースも… 発作を起こしたてんかん患者の救急搬送時、救急隊がてんかんと気づかず、トラブルになるケースも…

 てんかん患者の救急搬送に関する課題を把握しようと、患者らを支援する「日本てんかん協会」(東京)が近く、全国約730の消防本部を対象に、てんかん患者の救護マニュアルの有無などを尋ねるアンケートを行う。

 発作で意識を失った患者を救急隊がてんかんと気付かず、搬送時にトラブルとなるケースが相次いでいるためで、総務省消防庁も協力して積極的な回答を要請する方針。

 てんかん患者の搬送に関する全国規模の調査は初めて。協会は10月中に調査を始め、今年度内に結果を分析して公表する。

 てんかん患者の救急搬送時のトラブルは各地で起きている。

 発作で暴れる患者に救急隊員が適切な処置をとれずに混乱を招いたり、警察が出動して騒ぎになったりしているという。協会にも複数例が報告されており、救護マニュアルが救急隊にないことなどが背景にあるとみて、全国の消防本部へのアンケートの実施を決めた。

 アンケートは選択式と記述式で質問は約30項目。各消防本部の規模や搬送体制、てんかん患者の救護マニュアルや対応研修の有無、搬送時に苦慮している点などを尋ねる。

 協会によると、てんかんの発作は意識喪失とともに全身硬直やけいれんが起きるが、発作そのものが致命的になることはめったにない。発作時には体を揺すったり抱きしめたりせずに服のボタンを緩め、あごを上げさせて気道を確保し、意識が戻るまで静かに寝かせておくのがよいという。

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