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【熊本地震半年】倒壊家屋今もそのまま、離散集落も…「なんでこんなことになってしまったのか」

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【熊本地震半年】
倒壊家屋今もそのまま、離散集落も…「なんでこんなことになってしまったのか」

全壊した自宅に残していた愛犬をなでる尾方勝子さん(右)=熊本県益城町寺迫 全壊した自宅に残していた愛犬をなでる尾方勝子さん(右)=熊本県益城町寺迫

 前震の発生から14日で半年を迎えた熊本地震。16日の本震と合わせ、2度にわたり最大震度7を記録した揺れで甚大な被害を受けた熊本県益城町や同県南阿蘇村などでは、倒壊した家屋が今も無残な姿をさらし、多くの住民が避難生活を余儀なくされている。地震の後も、阿蘇山の噴火などの自然災害に見舞われ、復興に向けた試練が続く被災地を歩いた。(原川真太郎)

 倒壊家屋に愛犬残し

 「この子を散歩させるのが、毎日の日課なんです」

 益城町中心部の寺迫地区。尾方勝子さん(72)は、本震で全壊した自宅に残してきた雑種の愛犬・チャコ(14歳)のリードを握り顔をほころばせた。

 現在は夫の総一さん(75)とともに、熊本市内にアパートを借りて生活している。子供は3人いるが、それぞれ熊本県内や福岡県で家族と暮らしており、「迷惑はかけられない」と、同居は考えていないという。

 アパートで犬は飼えず、毎日朝晩、散歩と餌やりに自宅を訪れるのが唯一の息抜き。「できれば元の場所に家を建て直したいけど、地震の影響で近くを走る国道のルートを変更するという話もある。正直、どうなるか分からないね」。総一さんはため息をついた。

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