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【竹島を考える】ソウル大で学んだドイツ人青年が日本の大学で教える「正しい歴史認識」とは 下條正男・拓殖大教授

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【竹島を考える】
ソウル大で学んだドイツ人青年が日本の大学で教える「正しい歴史認識」とは 下條正男・拓殖大教授

慰安婦問題での日韓合意に基づく「和解・癒やし財団」の設立に反対し、記者会見場に乱入した韓国の市民団体メンバー。今につながる日韓の歴史問題の根底には竹島問題がある=7月28日、ソウル(共同) 慰安婦問題での日韓合意に基づく「和解・癒やし財団」の設立に反対し、記者会見場に乱入した韓国の市民団体メンバー。今につながる日韓の歴史問題の根底には竹島問題がある=7月28日、ソウル(共同)

竹島の日韓共同管理を提唱する朴教授

 だが竹島問題は、文学作品ではない。日韓の意見を比較検討し、その可否を論ずる文学論とは違って、歴史の事実とそれを証明することのできる文献的論拠を示す必要がある。

 朴教授はその著書の中で、竹島は「カイロ宣言」(第二次大戦中に連合国側が発表した戦後の対日処理方針)でいう「日本が暴力と貪欲によって奪取した領土」だとし、その解決策の一つとして、日韓の共同管理を提唱している。

 だが歴史的に、竹島は韓国領ではなかった。従って、「日本が暴力と貪欲によって奪取した領土」とは無縁で、共同管理も不要である。

竹島は日本が国家かどうか見極める問題

 竹島問題は、解決しなければならない戦後の課題だ。しかし、領土が侵奪された事実がありながら、日本の政府及び国会議員たちは、解決に向けた努力を怠った。その一方で、民族的感情に駆られた韓国の一部の人士が騒ぎ立て、それに日本の一部が呼応して、問題を大きくしてしまった。

 問題解決を意味する朴教授の「和解」を実現するためには、客観的な歴史事実を明らかにし、日本の政府及び国会議員たちに当事者能力を持たせていくことだ。なぜなら竹島問題の解決は、日本が国家であるかどうかを見極める、主権に関わる問題だからである。

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