産経WEST

【熊本地震半年アンケート】仮設住宅の今は…男性が孤立、不慣れな住まい不満、地元への愛着強く

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【熊本地震半年アンケート】
仮設住宅の今は…男性が孤立、不慣れな住まい不満、地元への愛着強く

益城町テクノ仮設団地=12日午後、熊本県益城町(志儀駒貴撮影) 益城町テクノ仮設団地=12日午後、熊本県益城町(志儀駒貴撮影)

 東日本大震災のアンケートでは、仕事で「10点」とした回答は29・1%にとどまっており、宮野氏は「熊本地震では勤務先や益城町の主要産業である農業の畑への被害が比較的少なかったことがうかがえる」と説明する。

 また「生活資金」についても、「10点」との回答が最多で47・8%(東日本大震災16・1%)。宮野氏は「仮設住宅居住の現在では、まだ経済的負担が大きくない」とみている。現時点で、生活資金が厳しくなったと思われる「6点」以下の回答は36%(同64%)となり、「仕事」と同様に、東日本大震災よりも影響が小さかったとみられる。

■離れたくない96・2%

 アンケートでは、9割を超える仮設住宅の住民が「熊本に住み続けたい」と答えた。地震発生から1カ月の5月に、熊本市や益城町、西原村、南阿蘇村の避難所で308人に同様のアンケートを行った際には、熊本に残りたいとしていた人は8割で、時間が経過した今も地元への強い思いが表れる結果となった。

 残りたい理由(複数回答可)として、「愛着があるから」を選んだのは最多の99人。次いで「持ち家があるから」(44人)、「他に行くところがないから」(21人)と続いた。1カ月のアンケートでも残りたい理由では「愛着があるから」が最も多かった。

 今回、9割超に増えたことについて、宮野氏は「今の状況を比較的プラスに捉えている人が多いのではないか」と分析。1カ月の時点では避難所生活で先の見えない時期だったが、今回は仮設住宅に入居し、最低限度のプライバシーの確保も影響していると推察する。「被災者のある程度の安堵感もうかがえる」としている。

 阪神大震災では、仮設住宅入居後、それまでの張り詰めた緊張感が緩むことで体調を崩す人が散見されたが、今回のアンケートでは、体調が「悪くなった」が24%に対し、「変わらない」が68%を占めた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 仮設住宅の今は…男性が孤立、不慣れな住まい不満、地元への愛着強く
  • 仮設住宅の今は…男性が孤立、不慣れな住まい不満、地元への愛着強く
  • 仮設住宅の今は…男性が孤立、不慣れな住まい不満、地元への愛着強く

関連トピックス

関連ニュース

【熊本地震半年】熊本城天守閣、茂る雑草 被災半年、ドローンで撮影

「産経WEST」のランキング