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【銀幕裏の声】米を席捲したカワサキのポリスバイク、“欠陥”の濡れ衣で敗訴も起死回生の逆転劇…“サムライ”と呼ばれた男(下)

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【銀幕裏の声】
米を席捲したカワサキのポリスバイク、“欠陥”の濡れ衣で敗訴も起死回生の逆転劇…“サムライ”と呼ばれた男(下)

最新のニンジャ、サーキット仕様のカワサキ「Ninja H2R」は百合草さんが目指した“世界最速”への情熱を受け継ぐマシンだ 最新のニンジャ、サーキット仕様のカワサキ「Ninja H2R」は百合草さんが目指した“世界最速”への情熱を受け継ぐマシンだ

元川重常務・百合草三佐雄さん(下)

 米ドラマ「白バイ野郎ジョン&パンチ」で、ジョンとパンチの白バイ警官が乗っていたKZ1000POLICE、ハリウッド映画「トップガン」で主人公の戦闘機パイロットを演じたトム・クルーズが乗っていたGPZ900R。いずれも劇中で日本のカワサキ製バイクが活躍している。「どうしたら後発メーカーのバイクが米国に浸透できるか? 自分が開発したバイクで米大陸も横断しました」。こう振り返るのは、これら傑作バイクの生みの親である元川崎重工常務、百合草三佐雄さん。米国でカワサキモータース(KMC)社長などを務め、カワサキの大型バイクを米国市場に普及させた立役者だ。だが、決して順風満帆ではなかった。「とんでもない事件が起こったんです…」。軌道に乗り始めた大型バイク事業を脅かし、社の存続さえ揺るがす事件の真相を百合草さんが吐露した。(戸津井康之)

白バイ警官転倒続発で“欠陥バイク”の濡れ衣 敗訴で賠償金100億円

 百合草さんが開発に関わったZ1の白バイバージョン「KZ1000POLICE」は、米国のCHP(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール)や、LAPD(ロサンゼルス市警)などで採用後、米各都市の警察でも採用が決まっていった。KMCのR&D(研究・開発)所長時代、百合草さんが奔走した結果、その高い性能、信頼性が全米で認められた証しだった。

 「しかし、帰国後、とんでもない事態に見舞われたのです」と百合草さんが語り始めた。

「転倒多発の原因はバイクの欠陥」多額の賠償金 しかし調査で驚くべき事実が

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