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【昭和クルマ列伝】韓国に救われた三菱「デボネア」 22年間放置された「走るシーラカンス」

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【昭和クルマ列伝】
韓国に救われた三菱「デボネア」 22年間放置された「走るシーラカンス」

 86年、デボネアは一新され、「デボネアV」となった。ヒュンダイにはノックダウンで車両を供給した。

 2代目のスタイルは初代に比べると保守的で退屈だ。FF大衆車「ギャランΣ」をベースに5ナンバー枠内で大きく見せようとしたためバランスが悪い。価格は高い、知名度も低い…またも販売不振に陥る。

 テコ入れ策としてベンツのチューンナップ会社「AMG」や英アパレルブランドの「アクアスキュータム」と組み、相次いで特別仕様車を投入したが効果は出ない。バブルの勢いに乗って、エアロパーツや高級ブランドで着飾る姿は痛々しかった。対照的にヒュンダイは「グレンジャー」の名で世界でヒットを飛ばした。

 デボネアは三菱のフラッグシップでありながら、「不人気車」という宿命を背負い、3代目までつないで99年に姿を消した。

 だが、見捨てられたはずの初代はアメ車風スタイルが一部の旧車ファンの心をつかみ、皮肉にも超レア車として人気を集めている。

(中村正純)

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