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【プロ野球】こだわりの直球衰え引退決意 阪神福原「僕は幸せ者」

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【プロ野球】
こだわりの直球衰え引退決意 阪神福原「僕は幸せ者」

引退会見を行う福原忍=西宮市内(撮影・安部光翁) 引退会見を行う福原忍=西宮市内(撮影・安部光翁)

 会見の冒頭から、阪神一筋の男は涙声だった。今季限りでの現役引退を表明した福原。「家族、先輩方、後輩、そしてファンの方々に、本当に支えられた野球人生でした。僕は幸せ者」。背番号「28」のタテジマ姿で何度も目頭をぬぐった。

 2014、15年と最優秀中継ぎの栄冠に輝いたが、「空振り、ファウルが取れると思ったボールが捉えられていた」という今季。4月の2軍落ち以降も状態は上向かず、8月から「まだできる」「もう引退しよう」との思いが交差したという。

 引退の決め手は、こだわりを持った「ストレート」の質の衰えだった。新人時代に野村克也監督から教えられた「原点」(外角低め直球)とともに、空振りを奪える直球を追求。2010年のリリーフ転向後も直球勝負を貫き通し、「速球派投手の憧れ」(藤浪)と若手からも目標とされた。

 18年のプロ生活で印象に残る打者には、現巨人監督の高橋由伸を挙げた。1999年4月2日のプロ初登板で、満塁本塁打を被弾。「あのホームランがあったからだと思う」と振り返った。

 四藤慶一郎球団社長は「若手選手の相談役」としての資質をたたえ、将来の指導者候補に位置づけた。ただ、福原は「今後についてはゆっくり、落ち着いて」。しばしの休息ののち、どんな夢を描くのだろうか。(坂井朝彦)

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