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幻の国産四輪駆動車「くろがね四起」“ほぼスクラップ”から「新車」に復活 25日に一般公開

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幻の国産四輪駆動車「くろがね四起」“ほぼスクラップ”から「新車」に復活 25日に一般公開

2年前、修復作業が始まる直前の「くろがね四起」(岡田敏彦撮影 2年前、修復作業が始まる直前の「くろがね四起」(岡田敏彦撮影

 昭和初期に日本が初めて開発した小型四輪駆動車「くろがね四起(よんき)」が約2年間にわたる修復作業を経て“新車”によみがえった。さびと破損でスクラップ寸前の状態から歴史的な名車を復活させた「NPO法人・防衛技術博物館を創る会」では、70年前のオリジナルエンジンの音を響かせて走る姿を披露しようと、25日に御殿場市内のホテル駐車場で一般公開イベントを行う。入場無料。

日本の〝技術遺産〟

 くろがね四起は東京都にあった自動車メーカー「日本内燃機」の創業者の蒔田鉄司氏が昭和9(1934)年に開発、第二次大戦終結までの約10年間に約4500台が生産され、陸海軍で使用された。小型車の量産化はくろがね四起が世界初で、有名な米国の「ジープ」(バンタムBRC)より約6年も早かった。

 くろがね四起の現存車は、国内ではトラック型の後期型1台だけとされてきたが、平成26年に京都市の自動車修理会社「日工自動車」に現存車があることが判明、同会が引き取った。各部が破損しサビだらけという状態で修復(レストア)には多額の資金が必要とみられたため、同会ではネットを通じて不特定多数の人に小口で募金を募る「クラウドファンディング」で支援を呼びかけたところ、カーマニアや軍用車両に興味のあるネットユーザーの共感を得て、わずか3カ月で1300万円以上の寄付が集まった。

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