産経WEST

【エンタメよもやま話】ハッカーはいちゃもん、中国人はゲロを吐く… 史上最高のスパイ映画「ジェイソン・ボーン」が描くプライバシー崩壊社会の恐ろしさとは…

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【エンタメよもやま話】
ハッカーはいちゃもん、中国人はゲロを吐く… 史上最高のスパイ映画「ジェイソン・ボーン」が描くプライバシー崩壊社会の恐ろしさとは…

スパイ映画のあり方を変えたボーン・シリーズ最新作「ジェイソン・ボーン」。最も危険な元CIAの工作員ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)があり得ないスパイ技術とアクションを披露する… 2016年10月7日(金)TOHOシネマズ 梅田 他全国ロードショー ©Universal Pictures スパイ映画のあり方を変えたボーン・シリーズ最新作「ジェイソン・ボーン」。最も危険な元CIAの工作員ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)があり得ないスパイ技術とアクションを披露する… 2016年10月7日(金)TOHOシネマズ 梅田 他全国ロードショー ©Universal Pictures

一足早く中国で公開も観客が次々嘔吐 そのワケは

 そしてこの作品、中国では別の意味で大きな話題になっています。8月30日付英紙デーリー・メール(電子版)や8月26日付の芸能メディア系ニュースサイト、デッドライン・ドットコムなどによると、8月24日から公開された本作の3D版を観た多くの観客が、グリーングラス監督お得意の“ブレブレ手持ちカメラ映像”と、現地生産の低予算&低質の3D技術のせいで、車酔いのような状況になり、吐き気をもよおし、映画館のトイレにゲロ待ちの長蛇の列ができているというのです。

 本作に限らず、中国の現地生産の技術を用いたハリウッド映画の3D版はどれもかなりの低質なのですが、3Dとあって、普通の2Dバージョンよりチケットは割高。そのため現地の映画ファンからは「中国の3D映画はぼったくり。あんな3Dは止めるべきだ」と不満の声が噴出しているといいます。

 とまあ、いろいろ話題を提供している本作ですが、ひとつだけはっきりしていることは、現時点で史上最高のスパイ映画であるということでしょうか。ダニエル・クレイグ以降の007シリーズも本作の前では完全なる時代遅れ。ポスト・スノーデン時代の世界が直面するプライバシー崩壊社会の恐ろしさを見せつけてくれます。とにかく映画館で観てください。記者もMOVIX京都(京都市中京区)でまた観ます。(岡田敏一)

【プロフィル】岡田敏一(おかだ・としかず) 1988年入社。社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部、編集企画室SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス)担当を経て大阪文化部編集委員。ロック音楽とハリウッド映画の専門家。京都市在住。

 ■毎週、日本を含む世界のエンターテインメントの面白情報などをご紹介します。ご意見、ご要望、応援、苦情は toshikazu.okada@sankei.co.jp までどうぞ。

関連トピックス

関連ニュース

【エンタメよもやま話】中国に媚び「万里の長城」映画、でもマット・デイモン主役…ハリウッドご都合主義“人種差別”世界が激怒

「産経WEST」のランキング