産経WEST

【エンタメよもやま話】ハッカーはいちゃもん、中国人はゲロを吐く… 史上最高のスパイ映画「ジェイソン・ボーン」が描くプライバシー崩壊社会の恐ろしさとは…

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【エンタメよもやま話】
ハッカーはいちゃもん、中国人はゲロを吐く… 史上最高のスパイ映画「ジェイソン・ボーン」が描くプライバシー崩壊社会の恐ろしさとは…

スパイ映画のあり方を変えたボーン・シリーズ最新作「ジェイソン・ボーン」。最も危険な元CIAの工作員ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)があり得ないスパイ技術とアクションを披露する… 2016年10月7日(金)TOHOシネマズ 梅田 他全国ロードショー ©Universal Pictures スパイ映画のあり方を変えたボーン・シリーズ最新作「ジェイソン・ボーン」。最も危険な元CIAの工作員ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)があり得ないスパイ技術とアクションを披露する… 2016年10月7日(金)TOHOシネマズ 梅田 他全国ロードショー ©Universal Pictures

007シリーズを軌道修正させたリアルの極み

 1作目「ボーン・アイデンティティー」以降、常に無表情&最小限の動きで敵を倒し、手近にある日用品を武器に、どう考えても脱出不可能と思われるピンチを切り抜けるボーンの活躍、というかリアル過ぎるスパイ・アクションの数々に世界が驚愕(きょうがく)。あの007のシリーズがジェームズ・ボンド役に、イアン・フレミングの原作に近い粗野でワイルドなボンドのイメージに近いダニエル・クレイグを起用し、大幅な軌道修正を図ったのは有名な話です。

 そんなシリーズの最新作ですが、本コラムで何度もご紹介している、米国家安全保障局(NSA)が世界規模で行った違法な個人情報収集活動を2013年6月、英紙ガーディアンを通じて暴露し、ロシアに政治亡命した米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者(33)の一件。

 これで明らかになったNSAやCIAによる驚愕の情報収集活動の一端が本作にも登場します。例えば、CIAは、自分たちのメーンサーバーにハッキング中のニッキーの居場所を逆探知したうえ、彼女のハッキング場所であるレイキャビクのハッカーの地下施設への電力供給を遮断させます。

 さらに凄いのは、ニッキーがハッキングによりダウンロードしたCIAの暗号化ファイルには追跡ソフトが仕込んであり、協力者のパソコンでボーンがそれを解読していると、居場所がたちまちバレるのはもちろん、CIAは、そのパソコンの近くにあった協力者の携帯電話をハッキングして遠隔操作し、その携帯電話を介してボーンがデータを解読中のパソコンをシャットダウンさせ、ファイルを削除してしまいます…。

リアルなのはアクションだけじゃない

関連トピックス

関連ニュース

【エンタメよもやま話】中国に媚び「万里の長城」映画、でもマット・デイモン主役…ハリウッドご都合主義“人種差別”世界が激怒

「産経WEST」のランキング