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【ビジネスの裏側】“950円”スゴすぎ! チープなシチズン、カシオがもうからなくていい理由

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【ビジネスの裏側】
“950円”スゴすぎ! チープなシチズン、カシオがもうからなくていい理由

「チープシチズン」という呼び方も生まれ、再評価されるシチズンの安価な時計=大阪市中央区のビックカメラなんば店 「チープシチズン」という呼び方も生まれ、再評価されるシチズンの安価な時計=大阪市中央区のビックカメラなんば店

 これも、安いのに質が良いと口コミがSNSを中心に広がっていき、人気モデルはインターネット通販向けで昨年と比べ5倍近く出荷量が増えたという。シチズン広報担当者は「何もしていないのに注目される驚きもあるが、うれしい」と話す。

スイス製が席巻

 チープカシオにチープシチズンが続き、ちょっとしたムーブメントになりつつある安価な腕時計だが、両社とも「業績にはほとんど影響しない」とみている。

 腕時計の国内市場は昨年、売上金額ベースで約9002億円と推定されるが、スイス製の機械式腕時計が約7割を占める。理由は、スイス製の商品単価が高価なためで、初心者向けのエントリーモデルでも軽く20万円台。数十万、100万、200万円台がざらにあり、複雑で特殊な機構になれば数千万円も当たり前の世界だ。

 スイス製1本で、チープカシオやチープシチズンが何千本、何万本も購入できる計算になるため、いくら人気と言っても太刀打ちできないわけである。

 そのなかで、セイコーウオッチを含め国内メーカーは、GPS(衛星利用測位システム)からの電波を受信して時刻精度を向上させるなどして高機能にすることで、価格を20万円台まで引き上げ、市場での存在感を高めてきたのだ。

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