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【富山市議政活費不正】「全額使ってもらわないと困る」「前払い」…政活費悪癖の蔓延が浮き彫りに

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【富山市議政活費不正】
「全額使ってもらわないと困る」「前払い」…政活費悪癖の蔓延が浮き彫りに

市議6人の辞職を許可した富山市議会本会議。空席も目立った=21日午前、富山市(鈴木俊輔撮影) 市議6人の辞職を許可した富山市議会本会議。空席も目立った=21日午前、富山市(鈴木俊輔撮影)

 元市議は「公金を使っているという認識がなかった。考えが甘かった」と振り返る。

 認識の低さは、政活費の扱い方からも見てとれる。

 政活費は通常、会派に支払われた後、各議員の口座に振り分けられる。議員は広報誌の印刷代などを支払った際、受け取った領収書を事務員に提出。事務員がそれぞれの口座から引き出した政活費を手渡すという仕組みだ。

 しかし、一部の市議は、まだ支出していないにもかかわらず「前払い」の形で事前に受領。例えば20万円を受け取り、後日その金額分の領収書などを提出していた。

 市議の1人は、実際には開いていない市政報告会の茶菓子代として、菓子店の3万円の領収書を提出。明らかな架空請求だが、この議員は自身が提出したか「記憶にない」として、辞任はしていない。

 「会派全体に『政活費は第2の財布』という認識が広がってしまっている」

 政治とカネの問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授はこう批判し、「兵庫県議の問題で政活費に対する市民の目は厳しくなったのに、まだ不正が続いている。ほかでも同じ問題は隠れているだろう」とみる。

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