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“塩”が結ぶ縁-赤穂高の生徒らが気仙沼でボランティア活動

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“塩”が結ぶ縁-赤穂高の生徒らが気仙沼でボランティア活動

宮城県気仙沼市への出発を前に行われた結団式で、「花は咲く」を歌う赤穂高校の生徒ら=赤穂市加里屋 宮城県気仙沼市への出発を前に行われた結団式で、「花は咲く」を歌う赤穂高校の生徒ら=赤穂市加里屋

 東日本大震災の被災地、宮城県気仙沼市で復興支援のボランティア活動を行うため、22日から3泊4日の日程で現地を訪問する兵庫県立赤穂高校の生徒ら33人が21日、赤穂市役所で結団式を行った。現地では宮城県立気仙沼高校の生徒や仮設住宅に暮らす被災者らと交流するという。

 赤穂高校によると、江戸時代に赤穂から気仙沼に塩作りが伝えられたとされ、平成23年の東日本大震災後も「塩」つながりで交流を深めている。

 気仙沼市では震災による津波で塩釜が流されたが、赤穂市では、24年11月に再建された釜で作られた“復活の塩”と赤穂の塩をブレンドした塩を使った「絆ラーメン」を毎年3月11日に販売。売り上げを気仙沼市の復興に役立てている。

 今回、被災地を訪れるのは赤穂高校の全日制と定時制の生徒や市の防災士ら33人。同校では昨年10月にも気仙沼市を訪問しているが、今回初めて全日制の雅楽部員8人が参加し、海岸を舞台に地元住民らに雅楽を披露する。

 気仙沼高校の生徒らとの交流では、赤穂の塩を木琴のように固めた「塩琴」と呼ばれる楽器を使い、震災復興支援ソング「花は咲く」を演奏。また、赤穂市から塩を持ち込み、仮設住宅などで暮らす被災者らと塩で地蔵をつくることも予定している。

 2年連続で気仙沼市を訪れる生徒会副会長の吉森千賀さん(17)=定時制3年=は「元気と笑顔を届けたい」と話した。

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