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タチウオ釣りの仕掛けで漁師が額を3針縫うけが 兵庫県が注意呼びかけ

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タチウオ釣りの仕掛けで漁師が額を3針縫うけが 兵庫県が注意呼びかけ

底引き網から回収されたテンヤ(淡路県民局水産課提供) 底引き網から回収されたテンヤ(淡路県民局水産課提供)

 タチウオ釣りで用いられる「テンヤ」という仕掛けが底引き網漁の網に絡まり、漁師が額にけがをする事故が今月、兵庫県淡路市の森漁港沖で発生した。周辺では、釣り人が古くなったテンヤを切って海中に捨てる行為が問題となっており、淡路県民局は「故意に海中に投棄せずに責任を持って回収してほしい」と呼びかけている。

 テンヤは、魚の頭に似せたおもりと針が一体になった本体に、アジやイワシをくくりつけてタチウオを狙う仕掛け。大きいものでは本体の長さが10センチ以上、おもりの重さは150グラム以上になる。

 事故は7日午前8時ごろ、森漁港の約15キロ沖で発生。40代の男性漁師がワイヤの巻き上げ作業中、ワイヤに引っかかったテンヤが跳ね上がり、額に当たり、3針を縫うけがを負った。

 森漁協によると、多い日で1回網を巻き上げるごとに10個近くのテンヤが引っかかり、水揚げにも影響が出ているという。担当者は「数年前から引っかかることが多くなり、釣り客らに注意を呼びかけてきたが、減る気配がない」と話す。

 同県民局水産課によると、テンヤを故意に海中に捨てた場合、海洋汚染防止法違反として1千万円以下の罰金が科せられることがあり、捨てた人が特定できれば、けがの賠償責任も発生するという。

 釣り人が捨てずに持ち帰れば防げる事故も多いことから、同課は遊漁船や釣具店の団体などを通じて故意に海中に捨てないよう今月中にも呼びかける方針で、島内に釣りで訪れることの多い京阪神の釣り人にも周知を強めるとしている。

 同課の担当者は「マナーの問題。漁業に支障が出ていることを知ってもらい、故意に捨てずに適切に処理するよう呼びかけていきたい」と話している。

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