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【衝撃事件の核心】「墓地の上なんて不気味すぎる」六本木地上げ頓挫で超高級ホテル計画〝暗礁〟 宗教法人法の手続き怠る

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【衝撃事件の核心】
「墓地の上なんて不気味すぎる」六本木地上げ頓挫で超高級ホテル計画〝暗礁〟 宗教法人法の手続き怠る

東京・六本木の超一等地とされる湖雲寺の土地が売買された流れ。2020年東京五輪に向けた超高級ホテル計画はどうなるのか 東京・六本木の超一等地とされる湖雲寺の土地が売買された流れ。2020年東京五輪に向けた超高級ホテル計画はどうなるのか

 こうした紆余曲折を経たにもかかわらず、アルデプロとM社は翌月、香港系不動産会社と土地の売買契約を締結し、売り抜けた。

 金額は計222億円。香港系は30階建て、延べ床面積約3万5千平方メートル(約1万坪)、客室270室規模の超高級ホテル「ランガム」を開発する計画で、建設費用を含めた総投資額は500億円を超えるとみられている。

取り残された「お墓」

 しかし、曹洞宗の承認がなければホテルの着工はできないとされる。

 香港系不動産会社は今年6月末、アルデプロとM社に契約金額の9割に当たる計200億円を支払ったが、「ランガム」プロジェクトは宙に浮いたままだ。アルデプロ広報は取材に「守秘義務契約があり、コメントは差し控える」と答えた。

 また、売買された土地の一部には、かつて墓地があった。湖雲寺を管轄する港区のみなと保健所によると、墓石などは撤去されて更地になっているが、墓地埋葬法に基づく廃止許可は出ていない。

 土地の地目を「墳墓地」から「境内地」あるいは「宅地」へ変更するには、本来なら保健所が出した墓地の廃止許可が必要だが、湖雲寺の地目変更はすでに登記が実行されている。

 実際に今年8月、業者が現場を試掘したところ、陶器製の棺に入った人骨が出土した。みなと保健所は、人骨は曹洞宗に引き取りを要請。棺は江戸時代以前のものであるため、区教委が念のため発掘調査を行うという。

 ホテルの開業に際して旅館業法に基づく営業許可を出すのも保健所だ。

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