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【衝撃事件の核心】「墓地の上なんて不気味すぎる」六本木地上げ頓挫で超高級ホテル計画〝暗礁〟 宗教法人法の手続き怠る

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【衝撃事件の核心】
「墓地の上なんて不気味すぎる」六本木地上げ頓挫で超高級ホテル計画〝暗礁〟 宗教法人法の手続き怠る

東京・六本木の超一等地とされる湖雲寺の土地が売買された流れ。2020年東京五輪に向けた超高級ホテル計画はどうなるのか 東京・六本木の超一等地とされる湖雲寺の土地が売買された流れ。2020年東京五輪に向けた超高級ホテル計画はどうなるのか

 24年ごろになると税金滞納による差し押さえが行われるようになり、区画ごとに静岡の建設会社などへの売却を余儀なくされた。その結果、本堂などは無くなり、寺の所有地は十数基のお墓が残る墓地110平方メートルだけになった。

 湖雲寺は27年2月、債権者から第三者破産を申し立てられ、宗教法人としての同寺は事実上消滅。曹洞宗は檀家に迷惑がかからないよう、墓地を他の末寺に引き取らせて管理を任せている。

 時価220億円の土地を所有しながら、借金を重ねて土地を次々と手放した住職。破産時の基本財産は簿価でわずか561万円になっていた。土地を切り売りして得たはずのお金が一体どこに消えてしまったのか、真相は薮の中だ。

本山の承認なしに…

 ここまでなら当時の住職による放蕩経営の「なれの果て」で話は済んだはずだった。しかし、25年に大阪市の日用品製造販売業L社が土地全体を買い占める大きな動きがあったところで、水面下で法規上の問題がくすぶり始めるようになった。

 宗教法人法は、寺が境内地をはじめとする基本財産を売却、処分するには包括団体(宗派の本山)代表役員の承認が必要と規定しており、湖雲寺も寺の規則で同様のルールを定めている。住職の独断専行による土地転がしを防ぐためだ。

 関係者によると、湖雲寺は最初に土地を切り売りした際も、宗教法人法と同寺規則に基づく財産処分の承認申請を曹洞宗に対して行っていなかったという。当然、L社が買い手となった売買に至るまで、本来なら必要な曹洞宗による承認書は存在していない。

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