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【関西の議論】“買い物弱者”支えた花屋・70歳女性の孤独死 「高齢者が高齢者の世話をする見本」と惜しまれ

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【関西の議論】
“買い物弱者”支えた花屋・70歳女性の孤独死 「高齢者が高齢者の世話をする見本」と惜しまれ

花屋を営むかたわら地域活動にも積極的だった山本民子さん(右)=和歌山市(住民提供、平成2年10月) 花屋を営むかたわら地域活動にも積極的だった山本民子さん(右)=和歌山市(住民提供、平成2年10月)

 《高齢者が高齢者の世話をしなければならない時代に、見本となる女性でした》。5月下旬、和歌山市の1人暮らしの自宅で、高齢女性が亡くなっているのが見つかった。山本民子さん=享年(70)。約10年前、独居の高齢者のためのミニスーパーを開店。経営する花屋の一角に食料品を少量ずつに分けて並べ、遠くへと買い物に行けないお年寄りを支え続けてきた。《これから先、お年寄りは不便なことはもとより、話し相手がいなくなり寂しくなると思います》。その死を惜しむ投書が和歌山支局に届いた。近所の男性からのもので、山本さんが地域のために尽くしてくれたことに感謝する内容だった。(福井亜加梨)

相談役として

 誰にでも分け隔てなく、はきはきとした口ぶりで話す明るい人柄で、年上の80~90代の女性たちからも「お姉さんみたい」と慕われた山本さん。住んでいた同市福島の周辺は高齢者の多い住宅街で、約30年前から1人で切り盛りしていた花屋は、話を聞いてほしいお年寄りが悩みごとや愚痴を持ち寄る場所になった。

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