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化学工場の7人がぼうこうがん 取り扱いの物質原因か 厚労省

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化学工場の7人がぼうこうがん 取り扱いの物質原因か 厚労省

 厚生労働省は21日、国内にある同一の化学工場で、従業員と退職者計7人がぼうこうがんを発症していたと発表した。うち5人は、発がん性があるとされる物質「MOCA(モカ)」を取り扱っていたことがあり、原因となった可能性がある。工場の名称や所在地は明らかにしていない。

 厚労省によると、モカは防水材などに使われる樹脂を固める用途に使われ、一般消費者が触れる機会はない。労働安全衛生法に基づく省令で、製造設備の密閉や労働者の健康診断などが義務付けられている。

 7人は男性で、発症時は30~60代。うち1人は既に死亡した。厚労省は21日、日本化学工業協会など業界4団体に、モカの暴露防止対策の徹底や従業員の尿検査などをするよう、会員企業に周知することを要請した。

 昨年、福井市の化学工場で従業員がぼうこうがんを発症し、別の化学物質が原因とみられることが判明。厚労省が他の工場に広がりがないかを調べる中で、別の物質が原因の可能性がある今回の症例が分かった。

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