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消える「昭和の味」 ミックスジュース「発祥の店」閉店へ 新世界・千成屋珈琲店が70年の歴史に幕

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消える「昭和の味」 ミックスジュース「発祥の店」閉店へ 新世界・千成屋珈琲店が70年の歴史に幕

店内に掲げられたミックスジュースの写真=8日午前、大阪市浪速区の老舗喫茶店「千成屋珈琲店」(吉国在撮影) 店内に掲げられたミックスジュースの写真=8日午前、大阪市浪速区の老舗喫茶店「千成屋珈琲店」(吉国在撮影)

 豊子さんが同店のミックスジュースを初めて飲んだのは、2代目店主の夫・忠久さんとのお見合いの席上で、義母が振る舞ってくれた。「甘すぎず、さっぱりとした味で、のどごしがすごく良かった」

 60年に忠久さんに先立たれて以来、約30年間店を切り盛りしてきた。しかし、昨年末から体調を崩して休業し、今年7月末にやむなく廃業を決めた。豊子さんは「楽しみにしているお客さんのためにも店を再開したかった」と残念がり、「期待に沿えなくてごめんね」と目を潤ませた。

 店の常連だった新世界町会連合会の大西幸次郎会長(65)は「ドロっとした食感がクセになる味だった。ジャンジャン横丁からまた昭和の名物店がなくなるのは寂しい」と話した。

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