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消える「昭和の味」 ミックスジュース「発祥の店」閉店へ 新世界・千成屋珈琲店が70年の歴史に幕

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消える「昭和の味」 ミックスジュース「発祥の店」閉店へ 新世界・千成屋珈琲店が70年の歴史に幕

店内に掲げられたミックスジュースの写真=8日午前、大阪市浪速区の老舗喫茶店「千成屋珈琲店」(吉国在撮影) 店内に掲げられたミックスジュースの写真=8日午前、大阪市浪速区の老舗喫茶店「千成屋珈琲店」(吉国在撮影)

 ミックスジュース「発祥の店」といわれた大阪・新世界の老舗喫茶店「千成屋珈琲店」(大阪市浪速区)が今夏、約70年の歴史に幕を下ろした。3代目店主の恒川豊子さん(73)は「続けたいけど、体が思うようにならなくなった」と吐露。常連客からは昭和の雰囲気を残す名物店の閉店を惜しむ声が上がった。

 昭和23年、新世界の「ジャンジャン横丁」で前身となる果物店を創業。「売れ残った果物を捨てるのはもったいない」と、初代店主で義父の一郎さんの発案で提供し始めたのがミックスジュースの始まりという。

 余ったバナナやリンゴ、ミカン、モモ、牛乳と砂糖に、味の決め手となる「かき氷」を加え、ミキサーにかけて仕上げたミックスジュース。「スムージー」のような独特の食感を生み、地元客らを中心に「おいしい」と評判になった。

 35年に喫茶店へと業態を転換し、「冷コー(アイスコーヒー)」と並ぶ2大看板メニューに。他の喫茶店でも定番メニューとして取り入れられ、雑誌などでも発祥の店として紹介されるようになった。

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