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【橋本奈実の芸能なで読み】生き急いだつもりが生き延びて…“お姉さん度”増したCoccoが新アルバムに込めた「生存者」魂

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【橋本奈実の芸能なで読み】
生き急いだつもりが生き延びて…“お姉さん度”増したCoccoが新アルバムに込めた「生存者」魂

ニューアルバム「アダンバレエ」を発売したCoccoさん=大阪市北区のFM802(門井聡撮影) ニューアルバム「アダンバレエ」を発売したCoccoさん=大阪市北区のFM802(門井聡撮影)

気がついたら高校球児も年下、監督さえも…

 沖縄出身。カリスマ的な人気のシンガーソングライター、Coccoさんが、今年3月に公開した映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」(岩井俊二監督、黒木華主演)に女優として出演。そのときに取材した縁で、来阪したCoccoさん(39)と約半年ぶりに再会した。

 先月、1年10カ月ぶりのアルバムを発表。それを引っ提げて現在5年ぶりの全国ツアーを実施中と精力的に活動している。「映画が楽し過ぎちゃって。罰が当たるから、ちゃんとつらいことをしなきゃと思って。自分が知っている限り、一番つらいのがアルバム出してツアーすることだったから。ハハハ」と笑わせる。ストレートかつ繊細、気配りの人ゆえ、サービス精神も旺盛だ。

 アルバムのキーワードは「生存者(サバイバー)」という。「気がついたら、とっくに高校球児も五輪選手も年下。その監督まで年下で、生き急いでいるつもりが、生き延びた側になっていてビックリ」と笑う。

 年を重ね、友人の親の葬儀に行く機会が増えた。だが、取り乱す友人は1人もいなかった。「多分、自分たちも親となり、親を見送る覚悟ができている」。年を重ねたから分かることがまだまだあるとも。「その思いが形になった。サバイバーの私による、サバイバーのためのアルバムになった気がします」

 自身はサバイバーというと、鋭いトゲを持つアダンの茂みが浮かぶ。ひめゆり学徒隊の生存者や祖母から、人が近寄らぬトゲの茂みに身を寄せて生き延びたという戦時中の話を聞いていたからだ。「私の中でアダンはサバイバルの象徴。それだけだと血まみれの印象だが、私の大好きなバレエをくっつけたら、トゲトゲのアダンも踊りだす。ポジティブな世界が見える感じがして」アルバムの題名を決めたそうだ。

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