産経WEST

【衝撃事件の核心】「必ずお前を殺す」夫の壮絶DV、母娘孫無戸籍30年の悲惨 「民法の壁」へ苦悩の提訴

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
「必ずお前を殺す」夫の壮絶DV、母娘孫無戸籍30年の悲惨 「民法の壁」へ苦悩の提訴

親子関係を決める司法手続き 親子関係を決める司法手続き

 「もう娘の出生届を出しても元夫が出てくることはない」。家庭裁判所に、男性を父とする「強制認知」調停を申し立て、改めて出生届を提出。今年になってようやく娘と孫の戸籍が作られた。

明治時代から続く規定

 現行の民法では、嫡出推定が及ぶ子供について、親子関係を否定するためには「嫡出否認」の訴えを家庭裁判所に起こす必要があるが、夫のみに認められている。その上、この訴えは、夫が子供の出生を知ってから1年以内に限定されており、それ以降に、嫡出推定を覆すことはできない。この規定は明治時代から続いているものだ。

 一方、妻や子は「親子関係不存在確認」や「強制認知」の調停を家裁に申し立てることができる。だが、夫婦関係の実体がないことを証明する必要があり、調停などの場に夫が出席して事実確認するケースもあるなど、そこには「夫の壁」が存在する。

 女性も「元夫の暴力が怖かったのはもちろんだけど、もしも、娘の存在を知った元夫が、娘を自分の子供だと言ってしまったら、法律上の父子になってしまう。それ以上こちらは何もできない」と話す。

 女性を苦しめたのは、元夫の暴力だけでなく、もしも娘が元夫の子になってしまったら-という恐怖だった。女性の代理人を務める作花弁護士はこの点を重視する。

 「暴力だけが問題なら、調停や訴訟になった場合、弁護士が女性を体を張ってでも守ることができる。だが、元夫が子供を自分の子としてしまったら、それを否定する手立てが妻にはない。暴力が怖いのはもちろんだが、多くの女性が訴えをためらう大きな理由はここにある」

「もし嫡出否認の訴えを妻からもできたら…」

このニュースの写真

  • 「必ずお前を殺す」夫の壮絶DV、母娘孫無戸籍30年の悲惨 「民法の壁」へ苦悩の提訴

関連トピックス

関連ニュース

【衝撃事件の核心】隣にあるホラー…〝鬼〟宿るDVストーカー ハンマーで交際女性と父の頭をかち割ろうとした男の狂気

「産経WEST」のランキング