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【関西の議論】全盲生徒に「時計見ろ」と発言、橋下流〝置き土産〟?でダメ教師もクビに

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【関西の議論】
全盲生徒に「時計見ろ」と発言、橋下流〝置き土産〟?でダメ教師もクビに

大阪市の職員基本条例に基づく分限処分の仕組み。「公の組織は民間より厳しくて当たり前」(橋下徹氏)として、処分対象を数値などで明確化した全国でも珍しい取り組みとなった 大阪市の職員基本条例に基づく分限処分の仕組み。「公の組織は民間より厳しくて当たり前」(橋下徹氏)として、処分対象を数値などで明確化した全国でも珍しい取り組みとなった

 市によると、処分を受けた2人は、数字を入力するだけの作業で誤りを繰り返す▽役所業務の要である文書作成で日本語がおかしい▽新任職員ができるような作業がなかなか終えられない▽仕事に手をつけていないのに「やっている」「完成した」と虚偽報告をする-という仕事ぶりだった。

 最低ランク評価を2年連続で受けたのも、やむを得なかったようだ。

電話番もできず

 改善指導の対象となった2人には個別研修が組まれた。まず直属上司が適正化指導として、業務量を減らし、進捗(しんちょく)管理などを3カ月間、毎日チェック。それでも業務の改善が見えないとして、研修の専門家の外部講師を交えた3カ月間の特別研修に移行した。

 関係者によるとこの間、新任職員が行うような電話番や、事実確認をすれば事足りるような業務をさせたが、回答が滞ったり勝手に「確認しなくていい」と判断したりする状況だったという。ある中堅職員は「30~40代なのにホウレンソウ(報告、連絡、相談)もできず、上司がつきっきりにならざるを得なかったようだ」と明かす。

 特別研修を経ても改善が見られないとして、市は分限処分の可能性を事前告知する警告書を交付。さらに1カ月間の〝猶予期間〟を与え、ぎりぎりまで改善が見られないか観察した。

 指導対象となってから約1年間。長い研修を経ても「改善が見られなかった」として、市は2人を免職とした。

 2人のうち1人は「これまでの事例と比べて重すぎる」として市人事委員会に不服を申し立てているという。市幹部は「一職員の問題が、他部署の停滞や余分な税金支出につながったりする。業務能力が高くなくても、行政マンとして理解はしてほしい」と語る。

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