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【世界ミニナビ】生物兵器?中国に世界最大「蚊工場」…敵は「ジカ熱」週2千万匹育て自然界に

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生物兵器?中国に世界最大「蚊工場」…敵は「ジカ熱」週2千万匹育て自然界に

中国・広東省の「蚊工場」で飼育された後、放たれるオスの蚊。“不妊ワクチン”に当たる細菌に感染させられており、自然界のメスと交配することによって蚊の個体数を減らすという(ロイター) 中国・広東省の「蚊工場」で飼育された後、放たれるオスの蚊。“不妊ワクチン”に当たる細菌に感染させられており、自然界のメスと交配することによって蚊の個体数を減らすという(ロイター)

 リオデジャネイロ五輪で対策が叫ばれるジカ熱をめぐり、中国・広東省にある世界最大の「蚊工場」が注目を集めている。“不妊ワクチン”を打った蚊を放ち、自然界の蚊と交配させることによって、ウイルスを媒介する蚊の数自体を減らす試みだ。生物兵器に転用される可能性がないのか懸念されるところではあるが、研究に取り組む大学教授は効果を強調している。

五輪開催国ブラジルも関心

 「蚊工場」は、中国・中山大学と米ミシガン州立大学の「熱帯病昆虫媒介抑制共同研究センター」。英紙デーリー・メール(電子版)によれば、約3500平方メートルの建物に4つの作業場があり、“生産能力”は実に週2000万匹にのぼるという。

 飼育される蚊は「ボルバキア」という細菌に人工的に感染させられる。このボルバキアが不妊ワクチンの役割を果たすことで、野生の蚊と交配して生まれた卵はかえらず、個体数は減っていく。

 しかも、放たれる蚊はオスに限るため、ヒトを刺して血を吸うこともないというのだ。

 共同研究センターの奚志勇・中山大学教授は2015年春以降、広東省広州市の島に工場で育てた蚊を放つ実験を行ってきた。

 奚教授はロイター通信に対し、蚊の個体数が90%以上も減少したと強調。「特にブラジルとメキシコがこの実験に関心を寄せた」と明かした。

放射線や遺伝子組み換えも

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