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奈良少年刑務所を公開 老朽化で廃止後、ホテル活用も

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奈良少年刑務所を公開 老朽化で廃止後、ホテル活用も

 明治政府が建設した「五大監獄」の一つで、老朽化のため廃止が決まった奈良少年刑務所が1日、報道陣に公開された。2階にある中央看守所からは、放射状に広がる受刑者を収容する舎房が一目で見渡せる。廃止後は特徴的な建物を、ホテルとして活用する案も浮上している=奈良市  明治政府が建設した「五大監獄」の一つで、老朽化のため廃止が決まった奈良少年刑務所が1日、報道陣に公開された。2階にある中央看守所からは、放射状に広がる受刑者を収容する舎房が一目で見渡せる。廃止後は特徴的な建物を、ホテルとして活用する案も浮上している=奈良市

 明治政府が建設した「五大監獄」で唯一全体が現存し、老朽化のため廃止が決まった奈良少年刑務所(奈良市)が1日、報道陣に公開された。重厚なれんが造りの建物は歴史的価値も高く、ホテルとして活用する案も浮上している。

 奈良少年刑務所は、ジャズピアニストの山下洋輔氏の祖父で旧司法省技官の啓次郎氏が欧米の監獄を視察して設計、明治41年に完成した。

 法務省はこの日、中央看守所や、看守所から5棟が放射状に広がる受刑者が収容されている舎房などを公開。看守所から舎房が一目で見渡せる合理的な構造の一方、天窓を多用して自然光を積極的に取り入れるなどの工夫も見られる。

 建物は100年以上現役のため、れんがが欠けた所もあり耐震性も不十分という。法務省は平成28年度内で受刑者の収容を停止。国が所有権を持ったまま民間に施設の運営を任せ、活用する。

 刑務所の岩本康彦総務部長は「今は静かに、円滑に役割を終えていくのが使命。愛される施設になってほしい」と話した。

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