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「害獣」は濡れ衣だった! 日本最小のカヤネズミ、実はイネをほとんど食べず 滋賀県立大の調査で判明

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「害獣」は濡れ衣だった! 日本最小のカヤネズミ、実はイネをほとんど食べず 滋賀県立大の調査で判明

日本最小のネズミ「カヤネズミ」(中西康介さん提供) 日本最小のネズミ「カヤネズミ」(中西康介さん提供)

 調査は平成27年6~11月、同県彦根市開出今町の田んぼと休耕田で見つかった29個の巣を対象に実施。巣からフンを採取し、分析した結果、イネのDNAが見つかったのは休耕田の巣1個のみで、多くの巣からは雑草のスズメノヒエやイヌビエのDNAが見つかった。

 このことから、畠さんは「カヤネズミはほとんどイネを食べず、むしろイネの害になる雑草を食べており、食害といえるレベルではない」と結論づけた。

 さらに畠さんらは、研究成果をカヤネズミの保全活動や環境教育に活用してもらおうと、生態や生息環境、巣が見つかったときの対処法などをまとめた小冊子「知ってる?田んぼのカヤネズミのくらし」千部を発行した。

 冊子には「もし田んぼでカヤネズミに出会ったら、どうかそっと見守ってください」というメッセージを添えている。彦根市内の農家や小中学校などに配布したほか、県立大のホームページでも公開している。

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