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強盗殺人事件告げず5575万円で土地売買 神戸地裁、売り主に1735万円の支払い命令

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強盗殺人事件告げず5575万円で土地売買 神戸地裁、売り主に1735万円の支払い命令

 強盗殺人事件が起きた土地の売買を巡り、事件があったことを告げずに売却したのは不法として、購入した不動産会社が土地の売り主に3300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で神戸地裁は29日、売り主に1735万円の支払いを命じた。

 山口浩司裁判官は判決理由で「売買対象の不動産で、強盗殺人事件が発生したとの情報は社会通念上、価格に影響を与え、契約内容を左右する」と指摘。「告知せずに適正な市場価格を超える代金の支払いを受けたのは過失で、責任は免れない」とした。

 判決などによると、強盗殺人事件は平成18年8月、神戸市灘区の住宅で発生し、売り主の母親が被害者だった。

 不動産会社は25年から26年にかけて、土地を計5575万円で購入。売買契約後に事件の存在を知った。25年11月ごろ、不動産会社は売り主に事件の有無を尋ねたが、「何もない」と答えたと主張。売り主は「尋ねられていない」と反論していた。

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