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現役最古の刑務所が廃止されホテルに 奈良少年刑務所

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現役最古の刑務所が廃止されホテルに 奈良少年刑務所

 法務省は28日、明治時代に造られた「五大監獄」の1つで、現役最古の刑務所の奈良少年刑務所(奈良市)を廃止し、保存・活用するため民間の事業者を募集すると発表した。歴史的価値の高い建物は今後、重要文化財に指定される可能性もあり、複数の事業者がホテルとしての活用に高い関心を持っているという。同省は近く、事業者選定の手続きに入る。

山下洋輔さんが会長務める…

 建物は旧司法省技官の山下啓次郎氏が設計、明治41(1908)年に「奈良監獄」として建てられた。同時期に完成した鹿児島や長崎、金沢、千葉の施設とあわせて「五大監獄」と呼ばれ、当時の姿がそのまま残るのは奈良のみ。重厚なレンガ造りで、ドーム屋根をもつアーチ型の表門が特徴的だ。

 だが老朽化が進み、耐震性にも問題があるとして、同省が耐震補強や新築移転などを検討していた。一方で地元住民らは平成26年に市民団体「近代の名建築 奈良少年刑務所を宝に思う会」を発足させ、設計者の孫で世界的ジャズピアニストでもある山下洋輔さんが会長に就任。重要文化財の登録を目指して署名活動を展開するなど、保存活用の機運が高まっていた。

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