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「理解できぬ」規制委員長、三反園知事への不快感あらわ 停止権限なくても「申し入れは別問題」

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「理解できぬ」規制委員長、三反園知事への不快感あらわ 停止権限なくても「申し入れは別問題」

初登庁し記者会見する三反園訓氏=28日午前、鹿児島県庁 初登庁し記者会見する三反園訓氏=28日午前、鹿児島県庁

 鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事(58)は、初登庁した28日、九州電力に川内(せんだい)原発(同県薩摩川内市)の一時停止を要請するため、関係部局と本格的な調整に入った。知事に原発を止める法的権限はないが、三反園氏は権限に関係なく申し入れる方針で、今後、具体的な手順や日程を詰める。

 一方、原子力規制委員会の田中俊一委員長は、三反園氏が一時停止と点検を九電に申し入れる考えであることに対し「何を点検するのか、全然私には理解できない」と不快感をあらわにしている。27日の定例記者会見で語った。

 三反園氏は28日の就任記者会見で、川内原発について「熊本地震を受けて原発に不安がある。いったん止めて再点検・再検証をやるべきだ」と改めて表明。「申し入れと権限とは別問題だ」とし、8月下旬から9月初旬の間に九電に一時停止を要請する考えを示した。

 鹿児島県が九電と結ぶ安全協定では、県独自で原発への立ち入り調査ができるとしており、この点を踏まえて九電と交渉に当たることも考えられる。九電はこれまで「話があれば地震後の安全確認を丁寧に説明したい」(幹部)としている。

「停止は規制委の判断を否定することに」

 一方、三反園氏の方針に対し、政府や大手電力会社からは「原発に対する世論が一層厳しくなりかねない」と警戒感を示す声も上がっている。

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