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土用の丑の日商戦スタート 老舗の正統派に、近大ナマズなど個性派が挑む

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土用の丑の日商戦スタート 老舗の正統派に、近大ナマズなど個性派が挑む

近畿大学水産研究所が販売する「近大発ナマズ」=20日、大阪市北区 近畿大学水産研究所が販売する「近大発ナマズ」=20日、大阪市北区

 土用の丑の日(30日)を前に、大阪市内の百貨店などで「うなぎ商戦」が本格化している。近年は稚魚の減少などで価格が高騰しているが、百貨店では年に一度のぜいたくをしっかり味わいたいというニーズが高く、老舗うなぎ店の高級品など正統派のラインアップを充実させている。一方、うなぎ味のなまずや、蒲(かば)焼きの味わいの肉料理が発売されるなど、“個性派”商品が参入し、商戦をより熱くしている。

 うなぎの価格は、一昨年に稚魚流通量が激減したため2~3割も上昇し、現在も高止まりしている。ただ、百貨店では高品質や安心感へのこだわりもあって、丑の日商戦の売り上げは年々伸びているという。

 近鉄百貨店本店(阿倍野区)は20日、食品売り場の特設スペースで、蒲焼きと白焼きの2種類の味を楽しめる「うな源 紅白重」(3001円)を発売した。価格は2500~3千円が中心。生鮮食品課の辻井寿明氏は「価格が多少上がっても、百貨店ならではの安心感や、充実した品ぞろえで有利に戦えるのではないか」と自信を見せる。

 阪急百貨店梅田本店(北区)は50店100種類以上、高島屋大阪店(中央区)は蒲焼き、弁当、惣菜など40店100種類以上をそろえて来週の商戦本番にのぞむ。

 一方、うなぎの価格高騰を逆手にとった動きもある。近畿大学は今月30日に限り、大阪と東京の直営料理店「近畿大学水産研究所」で、うなぎの味に似せたなまず料理「近大発ナマズ御重」(2200円)「近大発ナマズ蒲焼」(2千円)を提供する。

 また、うなぎ味のなまずを量産化するめどがついたとして、イオンなどのスーパーで今月中に発売する予定だ。開発を担当した有路昌彦教授は「水とエサにより脂質を上げることでウナギの味に近づけた」という。

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