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来年創業120年、レトロ食堂が人を呼ぶ 昭和の大スターのポスターずらり 滋賀・長浜の中島屋食堂

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来年創業120年、レトロ食堂が人を呼ぶ 昭和の大スターのポスターずらり 滋賀・長浜の中島屋食堂

レトロ感あふれる中島屋食堂の店内。中島俊子さん(左)と息子の俊展さんが切り盛りする。 レトロ感あふれる中島屋食堂の店内。中島俊子さん(左)と息子の俊展さんが切り盛りする。

 再開発事業が進む滋賀県長浜市のJR長浜駅東口で、来年に創業120年を迎える食堂がある。周辺の再開発事業でいったん店を閉じる店舗が多いなか、昭和20年代に建てられ、ほとんど手を加えていない現店舗で営業を続けている。周辺から取り残されたような形で残る「レトロ」な店舗がひときわ目を引き、記念撮影したり、来店するマニアもあったりとひそかな注目を集めている。(出雲一郎)

 老舗の駅前食堂「中島屋食堂」(長浜市北船町)。駅前通りに面した築約70年の木造2階建て(幅7・2メートル・奥行き18メートル)と幅は狭くて奥行きが深く、京都の町家風になっているのが特徴だ。

 店内には壁いっぱいに美空ひばりなど昭和の大スターのポスター、かつての長浜の観光ポスターなどがずらり。戦時中に、配給切符が使える食堂であることを表した「外食券指定食堂」の看板もある。

 店の前に立ち止まってカメラのシャッターを盛んに切り、郷愁を誘う「レトロ感」あふれる店構えを興味深そうに見入る観光客の姿も目立つ。どんぶりもののほか、サバやビワマスのにぎり、ヨモギうどんなど長浜独特のメニューも人気という。

 同店は明治30年創業。来年は120年を迎える。中島俊展さん(51)が、母親の俊子さん(82)と切り盛りする。俊展さんは「店をこの地に残すことにしたのは、母に同じ環境でいつまでも働いてほしいから」と話す。

 俊子さんは「私の母親は99歳までここで働いた。私も同じ歳まで挑戦したい」と意気込んでいる。

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