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【関西の議論】クロマグロが回転寿司から消える?…名門「勝浦漁協」破綻の衝撃 水揚げ不振の背景に何が

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【関西の議論】
クロマグロが回転寿司から消える?…名門「勝浦漁協」破綻の衝撃 水揚げ不振の背景に何が

勝浦漁港で水揚げされたクロマグロ。漁獲量の低迷は深刻だ=那智勝浦町 勝浦漁港で水揚げされたクロマグロ。漁獲量の低迷は深刻だ=那智勝浦町

 日本人が好むクロマグロの水揚げ量が減少の一途をたどっている。日本有数のクロマグロの漁獲量を誇る和歌山県那智勝浦町の「勝浦漁業協同組合」が5月に経営難から破綻・解散したことは、漁業関係者に大きな衝撃を与えた。同漁協は今年初めに400キロ以上の超大型クロマグロを水揚げして話題になったばかりだが、全体の漁獲量低迷は深刻化していた。背景には商品価値の高い中型クロマグロの減少が指摘される。回転寿司(ずし)でも“鉄板ネタ”のクロマグロが回らなくなる日がきてしまうのか…。

クロマグロの大型化と漁獲量低迷の謎

 「全国でも有数のマグロの漁獲量を誇る勝浦漁協がなぜ…」

 勝浦漁協は約11億7千万円の債務超過に陥り、地域経済活性化支援機構(東京都)などの支援を受け、解散することが決まった。10月をめどに市場などを那智勝浦町に譲渡、県漁協協同組合連合会が事業を引き継ぐ。

 名門漁協の破綻は過去に抱えた貸し付けが不良債権化したことが直接の原因だが、その背景として指摘されるのが近年のマグロ漁の不振だ。

 勝浦漁協のクロマグロの総漁獲量は平成17(2005)年の3115本、約440トンをピークに減少傾向が続いた。18年には1142本、163トンと大きく減少。24年には299本、32トンまで落ち込み、昨年は503本、53トンだった。

数は減ってるが派手な水揚げ増加、そして衝撃の“マグロも少子高齢化!”

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