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「真田丸」克明に…“最古”絵図見つかる 松江

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「真田丸」克明に…“最古”絵図見つかる 松江

新たに見つかった「真田丸」の絵図 新たに見つかった「真田丸」の絵図

 豊臣方と徳川方が激突した大坂冬の陣(慶長19=1614年)で豊臣方の真田信繁(幸村)が築いた大坂城の出城といわれ、NHK大河ドラマで取り上げられている「真田丸」を克明に描いた絵図が見つかり、松江歴史館(松江市)が12日、発表した。現存する真田丸の絵図としては最古とみられる。

 見つかった絵図は、全国の主な城下町を描いた絵図74枚をまとめた「極秘諸国城図」の1枚。所有していた市民が昭和28年、市に寄贈し、現在は同館が所蔵。今年2月にこの中の別の絵図を調査していた際、見つかった。

 雁皮紙(がんびし、27・8センチ×40・6センチ)が使われ、絵図を包んでいた紙に元禄の表記があり、絵図は真田丸がすでに破壊された後の元禄年間かそれ以前の制作とみられる。松江藩が原本を基に、現地の観察も交えて藩士に描かせたとみられる。

 絵図には、南側の堀に「惣構(そうがまえ)堀」と記され、ここが真田丸の一番外側だったと分かる。また、北側の小さな曲輪(くるわ)に「出丸」とあり、その東側に腰曲輪が描かれるなど、描写や記述が具体的だ。

 真田丸に詳しい千田嘉博・奈良大学長(城郭考古学)は「実態が不明な真田丸の規模や形状がより詳細に分かる貴重な発見。単なる大坂城南側の付属施設ではなく、独立した出城だった可能性が高まった」と話している。

 絵図は9月16日から同館で公開される。

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