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【プロ野球】「九回2死満塁のつもりでいけ!」金本監督が二回攻撃前に円陣でゲキ飛ばすも…阪神の借金は10

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「九回2死満塁のつもりでいけ!」金本監督が二回攻撃前に円陣でゲキ飛ばすも…阪神の借金は10

厳しい表情で戦況を見つめる金本監督。右は五回、三振に倒れた北條=東京ドーム(松永渉平撮影) 厳しい表情で戦況を見つめる金本監督。右は五回、三振に倒れた北條=東京ドーム(松永渉平撮影)

 6日、ナインを叱咤(しった)する阪神の金本監督の顔には明らかに怒りがあった。0-0の二回攻撃前、異例の早いタイミングで円陣を組ませると、自ら口を開いた。「しっかり相手に向かっていけ」。だが、笛吹けど選手は踊らず1得点で、借金はついに「10」。試合後、敗軍の将は脇目もふらず引き揚げた。

 一回、先頭の上本が2球見逃し、3球三振に倒れると、怒りの導火線に火が着いた。ミーティングでの指示と異なる姿勢。「1打席目から九回2死満塁くらいの気持ちで全打席いけ、と」。指揮官の激しい口調に表情をこわばらせたナインも、必死に応えようとはした。

 ファーストストライクに積極的に手を出し、江越が二塁打2本、中谷は4安打と固め打ちした。ただ、1-3の八回に2人の安打で1死一、三塁としたが、原口、西岡の代打攻勢が凡退。打線は6月以降、5点以上を奪ったのは、3試合にとどまる。待ち焦がれる「あと一本」はとんと出ず、片岡打撃コーチは「それに尽きる」と力ない。

 借金が2桁に到達するのは、5位に終わった2012年以来。「育てながら勝つ」大命題は今のところ空回りしている。「ノビノビやれとはいっているが、プレッシャーはかかる。それをどう、力にするか」。強靱(きょうじん)な精神力で大打者に上り詰めた金本監督。その域を求めるのは、酷なのだろうか。(坂井朝彦)

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