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【関西の議論】公金で勝手に滞納金を穴埋め、何が職員を不正に?…懲戒処分で判明した奈良・上牧町ずさん会計

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【関西の議論】
公金で勝手に滞納金を穴埋め、何が職員を不正に?…懲戒処分で判明した奈良・上牧町ずさん会計

不適切な公金処理が発覚した奈良県上牧町役場 不適切な公金処理が発覚した奈良県上牧町役場

 業者から入金された現金を町の会計に入れず、別業者の滞納金の補填(ほてん)に当ててしまった職員-。滞納金の発生は議会でも問題視されており、議場での追及が予想される中、プレッシャーもあったのだろうか。

 公金を不適正に処理したとして、奈良県上牧(かんまき)町の都市環境部の男性理事(58)=依願退職=が5月に停職6月の懲戒処分を受けた。理由について町は、廃棄物処理を委託した業者の契約不履行による委託料返還金約290万円を適切に会計処理せず、職場の金庫で保管していた-と説明したが、その後、理事がこの返還金を別の業者の未納金(約213万円)の穴埋めに流用していたことが判明。町の審査委は「私的流用はなかった」と結論づけたが、処分を通じて明らかになったのは、町のずさんな公金管理とチェック態勢だった。

返還金を金庫に保管、別の業者名で銀行振り込み…

 町の説明によると、今回の不適切な公金処理の発端は、平成22年度に町内の業者に委託した一般廃棄物の処理で2カ月分が未処理になっていると、県の立ち入り調査で判明したことだった。

 そこで町は契約を解除し、支払い済みの委託金計288万5200円の返還を業者に請求したが、この懸案の担当者が、当時、都市環境部環境課長だった前理事(部長級)だ。

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