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【訃報】戦後の闇市から生まれた古書店「青空書店」坂本健一さん死去

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【訃報】
戦後の闇市から生まれた古書店「青空書店」坂本健一さん死去

笑顔で接客する坂本健一さん。「本は私にとって人生そのもの」と語っていた=平成25年、大阪市北区 笑顔で接客する坂本健一さん。「本は私にとって人生そのもの」と語っていた=平成25年、大阪市北区

 大阪の老舗古書店「青空書房」の店主、坂本健一(さかもと・けんいち)さんが2日、心筋梗塞のため死去した。93歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男、正紀(まさき)氏。

 大阪市北区生まれ。復員後の昭和21年に大阪の闇市で古本を並べて「青空書房」を創業。翌年、同区内に店を開いた。田辺聖子さん、筒井康隆さん、山本一力さんら著名作家とも交流を深め、名物店主として知られた。休業日には店のシャッターに「負けるな くじけるな たまさかもらった命だ」などと記された手書きのポスターが張り出され、ネットでも話題になり全国からファンが訪れた。

 高齢を理由に平成25年に閉店したが、翌年に同区内の自宅で営業を再開。亡くなった2日も店に立っていたという。著書に「浪華の古本屋 ぎっこんばったん」など。

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