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寄贈し育てる「まちライブラリー」世界へ アイデア次第1万冊・20万人…日本340カ所に開設

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寄贈し育てる「まちライブラリー」世界へ アイデア次第1万冊・20万人…日本340カ所に開設

お茶を飲みながらページをめくったり、おしゃべりしたり…。気軽に利用できるのが魅力だ=大阪市中央区の「まちライブラリー@もりのみやキューズモール」 お茶を飲みながらページをめくったり、おしゃべりしたり…。気軽に利用できるのが魅力だ=大阪市中央区の「まちライブラリー@もりのみやキューズモール」

 大阪市中央区の商業施設「もりのみやキューズモールBASE(ベース)」に昨春オープンした私設図書館「まちライブラリー@もりのみやキューズモール」の来館者が20万人を突破した。寄贈本も1万冊に達し、担当者は「大阪から花開いた私設図書館が全国に広がっていけば」と話している。

毎月10カ所超オープン「本当に必要な図書館を」

 まちライブラリーは、カフェや個人宅、寺、病院などにメッセージを添えたお気に入りの本を持ち寄り、本の貸借を通じて交流を楽しむ私設図書館。まちづくりを研究する財団職員、礒井純充(いそい・よしみつ)さん(58)が提唱した。自身の蔵書1500冊を同区内のビルの一室に集め、「ISまちライブラリー」と称したのが始まり。礒井さんが代表を務める一般社団法人「まちライブラリー」(同区)が普及を支援する形で現在、北海道から沖縄まで全国約340カ所に開設されている。

 昨年4月27日にオープンした「まちライブラリー@もりのみやキューズモール」も大勢の市民らが利用。先月22日には来場者が20万人を突破し、翌23日には寄贈本が1万冊に達した。近隣に公共図書館がなかったこともあって2300人を超える会員の約6割は近隣住民といい、礒井さんは「民間の力でも工夫次第で地域に必要不可欠な図書館ができる」と語る。

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