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生國魂祭の「渡御」、初の平日12日に実施へ 大阪府警が了解

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生國魂祭の「渡御」、初の平日12日に実施へ 大阪府警が了解

過去に行われた生國魂祭の「渡御」の様子=大阪市中央区の大阪城公園 過去に行われた生國魂祭の「渡御」の様子=大阪市中央区の大阪城公園

 7月12日に生國魂(いくくにたま)神社(大阪市天王寺区)で行われる「生國魂(いくたま)祭」の中心神事で、氏子ら約500人が大通りを練り歩く「渡)御(とぎょ)」が、平成26年に往時の形に復活させて以降、初めて「平日」に実施されることになった。26、27年はいずれも「休日」に行われていたが、今年は12日が平日にあたるため、大通りの交通規制に大阪府警が難色を示し、実施が危ぶまれていた。神社側が警備員を独自に配置するなどして協議を進めた結果、実施にこぎ着けた。(芦田彩)

 生國魂神社は「いくたまさん」の愛称で知られる大阪最古の神社。毎年7月11、12の両日に行われる生國魂祭は、天神祭、住吉祭と並ぶ大阪三大夏祭の一つに数えられる。疫病を鎮めるため、平安時代から始まった「夏越(なごし)の祓(はらえ)」がルーツとされ、江戸時代ごろから祭りになった。今では夏の風物詩として知られ、12日には、氏子らが神社から大阪城まで練り歩く。

 渡御は戦後70年の節目を前に26年、往時に近い形で復活。今年が初の平日にあたるため、府警は当初、平日に大規模な通行止めを実施した前例がないとして難色を示していたが、神社側が渡御の巡行順路や警備員の配置図、交通規制の実施予定時刻などをまとめた「警備計画書」を作成して協議を進め、府警の了解を取り付けた。当日午前9時半~午後5時半、神社周辺と谷町筋で交通規制を行う。中村文隆権禰宜(ごんねぎ)(40)は「今後も渡御を永続させ、地域文化を継承していきたい」と話している。

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