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【関電株主総会】「説明になっていない」飛び交うやじ、吉村大阪市長「官僚以上の官僚組織」と苦言

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【関電株主総会】
「説明になっていない」飛び交うやじ、吉村大阪市長「官僚以上の官僚組織」と苦言

関西電力の株主総会に出席し、記者の質問に答える吉村洋文大阪市長=28日、神戸市中央区(門井聡撮影) 関西電力の株主総会に出席し、記者の質問に答える吉村洋文大阪市長=28日、神戸市中央区(門井聡撮影)

 関西電力の株主総会が28日、神戸市中央区のワールド記念ホールで開かれ、電気料金の高止まりや株式配当の無配など厳しい経営状況に対して株主からは不満の声が噴出した。総会には筆頭株主の大阪市の吉村洋文市長も出席し、取締役削減などの議案を提出。会場周辺では原発再稼働反対を訴える市民らが集結し、抗議運動を繰り広げた。

 総会で、吉村市長は同じく株主の京都市と共同で、再生可能エネルギーの導入推進や脱原発を求める5議案などを提案。関電の経営姿勢について述べたが、時間の都合で、司会者に途中で発言が打ち切られた。

 吉村市長は報道陣に対し「関電は官僚以上の官僚組織。1年に1回の総会の場なのだから、時間で区切るのではなく真摯に聞くべきだ」と苦言を呈し、「関電側からしたら、原発再稼働ありきで答えは決まっている。不満のガス抜きの場としか見ていない」と述べた。その後の総会でも、経営陣の発言に対し「説明になっていない」などと株主からやじが飛び交った。

 会場周辺では、「ストップ原発再稼働」などと書かれたのぼりを持った市民が、総会に向かう株主らに原発の危険性を記したチラシを配布し、拡声器で抗議運動を展開。周囲では警備員や兵庫県警の捜査員が遠巻きに警戒した。

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