記事詳細
【関西の議論】
「猫の島」ネコ100匹を一斉不妊手術…増えすぎ“猫害”深刻、人と動物の共存へ
島の70代の女性は「トウモロコシもキュウリもなんでもかじっていく。夜も鳴き声がうるさい」とこぼす。漁師の男性(80)も「網に着いた小魚を網ごと食いちぎる。観光客は写真をとって喜んでいるが…」と頭を抱える。
2日間で117匹を手術
ネコは年2~3回妊娠可能で、1回につき2~8匹を産むため、放置しておけば被害は拡大し続ける。
一方で、ネコ目当ての観光客の増加で島が活気付いているというのも事実。「人間とネコ、なんとかこの島で共に幸せに暮らせることはできないか」。対応に苦慮した木場会長は、野良ネコの問題に対処する活動を高松市を中心に続けるNPO法人「BONにゃん」に相談。全国で猫の無料不妊手術を行っている公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)の協力を得て、ネコのオスとメス両方に不妊手術を施すプロジェクトをスタートさせた。
野良ネコを捕獲し、手術を施した上で元の場所に戻すという活動で、まずBONにゃんのメンバーらがネコの数や居場所、栄養状態などを確認する現地調査を実施。その後、手術に耐えうる体力を付けさせた上で、捕獲しやすくするため約1カ月間、決まった場所と時間に餌付けした。



