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南海トラフ地震の「予兆」!? 4月の三重沖地震に学者ら厳重警戒

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南海トラフ地震の「予兆」!? 4月の三重沖地震に学者ら厳重警戒

 「あのエリアでのプレート境界地震は昭和21年の南海地震(死者1330人)以来。フィリピン海、ユーラシア両プレートは密着しているため、巨大地震以外は地震が起きないと考えられてきた。一方、非常に微弱な『スロースリップ地震』が起きており、その観測は巨大地震予測につながるとして注目されている」

 -昭和19年東南海、同21年南海地震に「前震」はあったか。今回は前触れと考えられないのか

 「確認されていない。戦中戦後の混乱期だったため調査は困難だ。今回は次の南海トラフ巨大地震の前触れとも考えられ、研究者の注目度は高い」

 -次の巨大地震への関心が高まっている

 「いつ起きるかという予知は現在の科学では不可能だが、仮説はある。昭和東南海、南海地震がそれ以前の地震の規模に比べ小さかったため、従来の90~150年の発生間隔より短くなるというものだ。いつ地震が起きても対処できるようにしなければならない」

 -われわれが注意すべきことは何か

 「まず気をつけねばならないのは、東日本大震災より地震の揺れによる被害が大きいと考えられることだ。東日本を起こした日本海溝の震源域は陸から遠いが、南海トラフは近く、地震の揺れがより強く陸上に届く。津波の到達時間も短い。家具固定で自宅内の避難路を確保し、津波から逃れられる安全な場所を事前に把握しておくなど身近なことから取りかかるべきだろう」

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