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【おやじが行く】近江牛1頭丸ごと味わう 珍しい立ち食い焼き肉「多聞」

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【おやじが行く】
近江牛1頭丸ごと味わう 珍しい立ち食い焼き肉「多聞」

 JRと京阪が連絡する交通の要所・京橋駅界隈(かいわい)は夕方になると、きょうの止まり木を求めたおやじたちがウロウロしている。

 「安くてうまい店」を物色していたイラストの清水君と僕の足は「多聞」という立ち飲み屋の前で同時にピタッと止まった。ただの立ち飲み屋ではない。「近江牛の焼き肉・ホルモン」である。迷わずのれんをくぐる。

 15人も入れば満席という狭い店で、カウンター内には店長の張(チャン)在淑(チェス)さん(48)と若い女性2人のスタッフ。「女性ばかりで回しているんですよ」と張さん。なるほど店内も厨房(ちゅうぼう)もこぎれいだ。

 メニューにある牛肉の料理はすべて近江牛。一番人気の牛たたき「多聞ステーキ」(700円)はネギ、タマネギ、ガーリックチップ、もみじおろしと一緒にポン酢ダレにつけていただく。「特別な焼き方をしています」と張さん。火が通りすぎない絶妙のレアで、やわらかな噛み心地、芳醇(ほうじゅん)な肉の味を存分に楽しめる逸品である。

 タンの刺し身(550円)は淡いピンク色で、舌の上でとろける脂とコリコリ感を満喫。ミニ鉄板に5枚ほどきれいに盛りつけられた上バラ焼き肉(600円)はひと噛みした瞬間「幸せ~」と思わず声が。モツ数種が入ったモツミックス(450円)は、これがモツか?と疑うほどクセも臭みもなく、はしが進む。

 なぜ近江牛をこの値段で出せるのか。張さんは「オーナーの親戚(しんせき)が近江八幡(滋賀県)で牧場を経営していて、安く仕入れることができるんですよ」と説明。もちろん、「立ち飲み」スタイルにしたのも値段を下げるためだ。

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