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【西論】「公」を忘れた日本人へ 「楠木正成考」で呪縛を解こう

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【西論】
「公」を忘れた日本人へ 「楠木正成考」で呪縛を解こう

石碑が立つ楠木公誕生地。正成が元服したのもここと推測される=大阪府千早赤阪村(恵守乾撮影) 石碑が立つ楠木公誕生地。正成が元服したのもここと推測される=大阪府千早赤阪村(恵守乾撮影)

 大阪府河内長野市加賀田にある矢伏(やぶせ)観音は、少年期の正成が祈願中に弓矢で狙われ、観音のご利益で矢がそれたという伝承が残る祠(ほこら)である。戦時中、地元の住民は召集されると出征前、この観音様に必ず参拝した。弾よけになる、と信仰されていたためである。正成もまた最期まで、生きて新たな世を開こうと考えていたことを、河内の人たちは理解していたのである。

 正成の実像が今、よく知られていないのは、昭和20年以前の日本はすべてが悪いと断じる自虐史観のためである。その呪縛を解いて日本史を正しく理解するためにも、「楠木正成考」が連載されていることを、この機会に読者に知ってもらいたい。   (編集委員・安本寿久)

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